【東京オリンピック】波を読み、風を操る。自然との共闘が勝負を分ける競技「セーリング」とは？ルールやみどころを紹介

実はオリンピック競技としての歴史が深いセーリング！名前こそ聞いたことはあるけど、実際どんな競技だろう…？

ということで今回は、オリンピック競技紹介シリーズ「セーリング」の紹介です！

セーリングとはどんな競技？
セーリングは全7種目もある！
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セーリングとはどんな競技？

man riding sailboat

セーリングは帆が風を受けて生じる揚力を利用して、海上に設置されたマークと呼ばれるブイを順番に周り、ゴールの順位を競う競技です。

海上を走る速さや技術が試されるだけではなく、並の高さや潮の流れ、風向きなど刻々と変わる気象条件を読む力と戦術判断が試されます。

コースは大きな三角形を描いていて、ボートは3方向の風を経験し、ゴールする。このレースを10〜12回ほど行い、それぞれ順位の高い順に低い点数がつけられ、合計点数の低い者が「メダルレース」という最終レースに進出できる。という流れです。

ほかのボートとの位置関係や、自分のボートのコンディション、体の位置、風向き、波の形。瞬間で変わるその時々の状況を、瞬時に読み取り、操作する技術。相当な精神力と肉体が必要です。

最初のマークを過ぎたら順位はほぼ決まると言われているので、スタートから第一マークまでの攻め合いはみどころですね！！

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セーリングは全7種目もある！

行われる7種目はこちらです

・男子RSX級/女子RSX級(ウィンドサーフィン)

・男子レーザー級(ヨット)

・女子レーザーラジアル級(ヨット)

・男子フィン級(ヨット)

・男子470級/女子470級(ヨット)

・男子49er級/女子49erFX級(ヨット)

・混合フォイリングナクラ17級(ヨット)

実はセーリング競技はヨットとウィンドサーフィンの2種類があります。この２つの違いは

ヨット:帆のついた船

ウィンドサーフィン:帆がサーフィンボード

というところでしょうか！笑

ヨットの6種目は単純にヨットの大きさの違いです。小さい順に

・レーザー級

・レーザーラジアル級

・フィン級

・470級

・49er級

・フォイリングナクラ17級

レーザー級では全長4m23cmに対して49er級は2人乗りで全長4m99cm。帆も大きく、最大時速はなんと約40km/h！海上のF1とも呼ばれています！！

ヨットが倒れないように体全身でバランスを取ったり、風の弱い時は常にヨットを揺らしたりととてもハードな種目的です。

フォイリングナクラ17級は男女混合競技。おもしろいのは、船底にフォイルという水中翼があり、ヨットが海面から浮き上がります！2人の息が合えばヨットは常に飛び続けていて、みているだけで気持ちがいいです！！

そして、RSX級という種目がウィンドサーフィンに当たります。全長は2m86cm。スタートと同時に選手が行う「パンピング」という技術は、全身で帆を前後に揺らして推進力を得るもの。最高時速はなんと約50km/h！！！小さいのにとてもスピードがあるので、こちらも体力、持久力、技術が必要なハードな種目です。

man wakeboarding on body of water